2021新卒採用で採用された私たち7名が入社してすぐ取り組んだ、半年に及ぶプロジェクト「理念かるた大会開催」までの道のりを、4回にわたり紹介します。学生時代には想像できなかった、社会人としての充実した日々の記録です。
募集してみたら307句集まった!
募集開始から数日はアンケート回答の反応がなく、「集まるかな」「44句に達しなかったらどうしよう」という不安が大きくありました。反応があったのは1週間後。募集が一気に増え順調に句がプロジェクトチームに集まってきました。募集最終日には40句が追加され、最終的に集まったのは307句! 予想を超える募集に選定を担当する新卒制作班は嬉しい悲鳴となりました。
付け足しカレンダーで気持ちを一つに
付け足しカレンダーとは、日めくりカレンダーのように大会までの残りの日数と新卒7名が撮影した写真1枚を載せたカレンダーです。日めくりカレンダーでは、毎日1枚ずつめくっていきますが、付け足しカレンダーは毎日カレンダーを足していきます。新卒の個性を知ってもらえたり、グループ会社に関連した写真を載せることで、社内でかるた大会の話題が出やすくなりました。このカレンダーが大会までの盛り上げ役となりました。
44句決定! 選ばれた従業員の想いをシェア
句の選定は、全従業員対象「共感アンケート」の投票結果と、会社の理念につながっているか、言葉の語呂や覚えやすさなどの視点から、各テーマごとに有力候補を絞り込みました。選定の経緯では応募者の名前は伏せ、最終決定は代表と役員、新卒7名で議論を重ねました。
社内発表を担当した新卒広報班には、句を応募してくれたことへの感謝が伝わり、307句の中から選ばれた作者に感動を得てもらえる発表方法を上司から求められました。その結果、はじめての動画編集にも挑戦し、作者の思いを添えてグループウェアで配信。上司からも大きな評価をもらいました。
広報のむずかしさ
理念かるたプロジェクトの広報班では、いくつかの大きな壁が立ちはだかりました。その内のひとつは、ロゴレギュレーション※でした。企業のロゴを使用する際にはイメージを損なわないためにさまざまな決まりがあります。ロゴの使い方や、WEBと印刷物でそれぞれ適した形式やサイズがあることなど、社会人1年生にとって、広報の基礎知識は知らないことばかりでした。社外に情報を発信する上で、注意して広報物を制作しなければならないことを学びました。
※ロゴレギュレーション…ロゴマークのガイドライン。 企業のブランドイメージを示すロゴマークは、イメージを損なわないようガイドラインが細かく決められていることがあります
大会までの期間中はホームページ作成ツールを使ったWEB制作、メディアへのプレスリリース配信など、社内外広報に時間を費やし通常業務との両立に苦労しました。しかし、グループ会社で互いにどんな人が働いているのかを、知ってもらう機会にもなったようです。
次回は私たち新卒が目指してきた、大会当日の様子をお届けします。