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日常にとっておきの遊び心をONするアパレル
ハーレーダビッドソンを中心にバイク販売やメンテナンスだけでなく、アパレルやカフェ部門も併設されているHDS。アメリカの自由なスピリッツを感じ、楽しむことができる複合施設といえます。その魅力を、店長の金田俊一さんにうかがいました。
バイク専門店というだけではない!誰もが気軽に入れるお店
「日常にとっておきの遊び心をONする」というコンセプトのもと、ハーレーダビッドソンを中心としたUSEDバイク販売をしているHDSのアパレル部門は、セレクトショップ。ハーレーブランドに限らず、他のブランドの品も多く取り揃えています。
ニューヨーク発のファッションブランド「Schott(ショット)」やアメリカ・ロサンゼルスで誕生した「CYCLE ZOMBIES(サイクルゾンビーズ)」など、現在20社ほどのメーカーと取引があり、アウトドアやサーファー業界で人気がある機能性の高いもの、防水バッグや、アメリカンなインテリア雑貨なども充実。
一見するとバイク屋さんのようには見えない多種多様な品揃えで、誰もが気軽に入りやすいショップの雰囲気を目指しています。
「ハーレースピリッツは、オートバイだけで成り立っているカルチャーではありません。そこにファッションや遊びの部分があるのが、ほかのバイクメーカーとは違うところです」と語る店長の金田さんも、アパレルの出身です。
ファッションから入ってハーレーの世界を楽しむのもあり!
バイク用のウエアというと、パットが入っているようなライディングギアが一般的。ところが「ハーレーはそこまでカチッとしたウエアで乗るものではない」と金田さん。ハーレーブランドのウエアも、普段着感覚で着られるデザインが多いそう。
「アメリカでは空港やショッピングモールにもハーレーブランドのアパレルショップが入っているんですよ。ハーレーに乗っていない人にも、それっぽいスタイルを普段着として楽しんでもらえるとうれしいです」
そう話す金田さんも、ハーレーとの出会いは洋服だったのだとか。
「じつは音楽をやっていて、そのとき好きだったミュージシャンが1970年代に活躍したアメリカのロックバンド、ドゥービー・ブラザーズでした。彼らが好きだったハーレーダビッドソンに憧れて、この世界に入りました」
バイクが好きで入ってきたスタッフがほとんどという中では「僕は邪道」だと笑いますが、そういう入り方、楽しみ方ができるのもハーレーならでは。かつては「ハーレーを買えないから、服から入る」という人も珍しくなく、渋谷に直営のアパレル専門店があった頃にはレジに行列ができるほどだったそうです。
「車両がかっこいいでも、乗っている人がかっこいいでもいい。僕みたいに好きなミュージシャンの姿がかっこいいからでもいいんです。ハーレーを着て、夢を持ってほしいと思います」
アパレルショップとしても楽しめる店づくりを新店舗でも
数あるバイクのなかでも、ハーレーは「1台を世界一長く乗れるメーカー」だと言われています。「店とお客様の付き合いも長く、距離の近い商売をしているなと感じます。メンテナンスやカスタマイズのほか、ただバイクのことを話したくて来る方もいる。それこそハーレーの魅力ですね」と金田さん。
2022年に移転を予定しているHDSですが、新店舗で目指すイメージも変わりません。さらにカフェの営業や、ゆくゆくはお店主催のツーリングイベントも再開したいと言います。「いまハーレーファンの年齢層は40代以上に上がっていますが、20~30代の若い世代にも来てほしい。まずは洋服や雑貨からアメリカのカルチャーを味わって、そこからハーレーやHDSのファンになってほしいと願っています」