物流業界の「2024年問題」をポジティブに変える力
今、物流業界に求められているのは、課題をチャンスと捉える新しい視点かもしれません。
今回は、グループ戦略室にてWEBマーケティング業務や、記事執筆に携わった明治大学4年生(執筆当時)の安さんにインタビューをしました。
自身の家庭環境から抱いた物流への関心や、実際に働いて見えた「つばさ」の強みと改善点、
そして彼が見据える「つばさに必要なこれからの人財像」とは?
物流業界を照らす「光」を見出すため奮闘した、インターン期間の軌跡にせまります。

つばさとの出会いと業務内容
ーーインターンに参加した経緯を教えてください
実家の父が建設関係の社長、母が看護師と、両業種ともいわゆる「2024年問題」で労働時間制限の影響を受けています。
それもあり、同じく2024年問題のあおりを受ける物流業界に対して関心をもち、つばさのインターンに参加することを決意しました。
また、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』を読み、主人公のコペル君が「一瓶の牛乳が手元に届くまでの過程」に感動するシーンに影響を受けたことも大きいです。
そういった体験から、目の前にあるものが誰かの手によって運ばれてくるプロセスについて学びたいと感じ、物流の世界に興味を持ちました。
ーー行った業務内容について教えてください
主にマーケティングリサーチ業務と、そのリサーチを元にしたマニュアルの作成、オウンドメディア記事の執筆等の業務に携わりました。
それだけでなく、実際に「株式会社多摩フードサプライ(グループ会社)」などの現場に2〜3回足を運び、箱詰めやピッキング といった実作業も体験しました。論理的に考えるだけでなく、実際に現場で「物が動く」瞬間を肌で学ぶ 経験をさせてもらいました。
また、物流用語の解説記事においては「センター前センター」をテーマにした記事が、検索上位表示を獲得できたことが、大きな成果の一つです。

業界に対する印象の変化
ーー物流に対してどのような印象の変化がありましたか?
当初は「トラックドライバー=長時間労働で大変」という、漠然と「つらい業界」というイメージを持っていました。
しかしインターンを経て、その課題の多さこそが「チャンス」であると捉え方が180度変わりました。
物流の課題解決は、日本全体の成長につながりますし、その課題を解決できる人材になれば、個人の市場価値は何百倍にも高まります。そこには大きなビジネスチャンスもあると捉えるようになりました。
また、多摩フードサプライの現場での箱詰め作業を通じて「地道な現場業務こそが本質的な価値を生んでいる」と肌で感じたことも大きな収穫でした。
これにより、業界への認識の解像度がぐっと上がりました。
今の物流業界に必要なのは、課題を指摘するだけでなく、その先にどのようなキャリアや社会的価値が描けるかという「出口」を示すことです。
物流問題という大きな暗いトンネルにいるようなものだとしたら、その中で成功事例を提示できる存在となれれば、つばさグループは業界の「希望の光」になれるはずです。

ーーインターンを通じて今後やってみたいと感じた業務はありますか?
人事の仕事に強い関心を持っています。
物流業界が抱える「2024年問題」をはじめとする多くの課題は、突き詰めると人材不足の解消にかかっていると考えています。
インターンを通じて得たマーケティング業務の経験を活かしつつ、人事業務のノウハウを習得することで、物流業界の課題解決に貢献していきたいと考えています。
今後の課題
ーーつばさグループの魅力と、これからの課題は何だと思いますか?
つばさの魅力は、人格に優れたメンバーに囲まれ、座学よりも「実行しつつ学べる」成長環境が整っている点にあります。
個人的には「勉強しようと思って勉強する」のは意味がないと考えており、上長や先輩からの「これについて勉強して」という指示ではなく、タスクの達成を通じて自然に成長できるような環境を意識的に作っている点がとても良いと感じています。
一方で、社員が穏やかな分、競争意識が希薄になりがちな点であったり、
業務の属人化によって、特定の個人がいなくなると、業務が停滞しかねない仕組みの改善が今後の課題といえます。
ただ、競争意識の希薄さに関しては一概に悪いと言えるものでもないですし、属人化においてはマニュアル化をする流れが社内で出来始めているので、これからどんどん改善されていくと信じています。

【筆者視点から】
インターン生視点で、物流の現場業務と戦略的なリサーチの両面を経験し、多角的な視点で物流課題に向き合う安さん。その姿勢こそが、彼の一番の強みだと感じました。
インタビューを通じて印象的だったのは、彼が「物流」という言葉を、
単なる作業ではなく「社会を動かす血流」として捉えている点です。
課題をピンチと切り捨てるのではなく、解決すべきビジネスチャンスとして楽しむ。
そんな彼の「逆転の物流論」には、実際に現場に足を運び、
自らの手で物が動く価値を確かめた人ならではの説得力が宿っていました。
物流業界を、若者が憧れるカッコいい場所にしたい。
私たちつばさグループは、挑戦を止めない組織であり続けなければなりません。
安さんの目に映る「希望の光」が、さらにまぶしく輝くものになるよう、
私自身も伴走者のひとりとして現場から変革を起こしていこうと決意をあらたにしました。
安さん、貴重なお話をありがとうございました!
