昭島市にある、創業76年の株式会社カーライフサービス多摩車両(以下、多摩車両)。トヨタ認定店としての確かな技術とサービスが自慢です。地域CS※ No1を目指して、時代に合わせたトータルカーサービスを提供しています。整備士は、日本自動車整備振興会認定の自動車整備技術スーパーアドバイザー資格を持つ2名をはじめ、確かな技術を持つスタッフばかり。今回は整備部の近藤勝さんのメカニックにかける思いを伺いました。
※CS(Customer Satisfaction)…顧客満足のこと
新卒から多摩車両ひとすじ
日本自動車整備学校(現トヨタ東京自動車大学校)を卒業後、多摩車両へ入社し今年で勤続19年になる近藤さん。平成14年の就職活動はどんな様子だったのでしょうか。
整備学校にいた当時は、分厚いファイルがいっぱいになるくらい就職資料があって、自分から会社に就活に行くことはなく整備士の需要の高さを感じました。私はいつからかエンジンにハマって整備学校に入ったのですが、働くなら色々なメーカーの色々な車種に携わりたいと思っていました。特定のメーカーを深く知りたい人はディーラーを選んで就職していきます。私が希望するような整備工場の社員募集は、多摩車両だけでした。
採用は一次面接当日に決まりました。複数人の面接後に「君、ちょっと残ってくれる?」と声をかけられ、採用だと言われたのでとても記憶に残っています。
専門学校を卒業すると、実務経験とみなされ整備士試験の受講が可能となります。1、2、3級があり、整備の仕事をする上では3級があれば、ひととおりの業務は行うことができます。2級を取得するとより責任のある業務に携われます。現在近藤さんは2級自動車整備士として働いています。
入社後半年間は、修行の日々
入社した時、工場には目標となる先輩整備士が何人もいて、自分もスペシャリストを目指し働くのが楽しみでした。最初に教えてくれた工場長の山﨑さん。印象は妥協のない、厳しい人。自動車整備技術スーパーアドバイザー資格を持っています。半年間は、教えられたことを実際にやってみる、ダメ出しされる、の繰り返しで、プライベートな話は一切なし。こわかったですね(笑)。でも一人前の整備士になるのに大事な時期だったと、今は思えて自分が教える時も参考にしています。山﨑さんとは今も一緒に働いています。
向き合うのは車の先の、お客様の命
整備士は「人の命をあずかる仕事」。自分はそういう仕事をしていると自覚しています。整備中のひとつのミスが、乗る人の命につながっている。だから同じ作業でも確認、確認です。
入社時は、整備士のスペシャリストになることを目的にひたすら学ぶ日々でしたが、同業には負けないという誇りを持てるようになりました。多摩車両の整備部が他に負けないチームとなるために、後輩を育て成長させることにもやりがいを感じています。
お客様のカーライフに寄り添うための努力
昨年から多摩車両では、今のお客様に求められる会社づくりをするために、若い世代を中心に色々な改革をしています。部署をまたいだ情報共有に加え、部署ごとの班長が提案や課題点を管理部に届けるようになり、実践できることはすぐ反映してくれます。思ったことを話せる人がいる、行動に起こせる環境があるのは安心感を生みますね。
多摩車両では長く働く整備士が多く、近藤さんも転職することなく19年が経ちました。ご自身の成長と共に、カーライフサービスで地域CS No1を目指す主要メンバーになっています。
カーライフサービス多摩車両
https://www.clstama.co.jp/